ヤネホソバの情報

ヤネホソバの特徴、生態、サイクル(周期図)、分布地域、発生場所、発生時期、被害状況、駆除方法など有益な情報などをお届けします。

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ヤネホソバの特徴と生態

ヤネホソバの写真

成虫体長…開張25〜29o
体色…雌は体と翅が淡灰黄色〜橙黄色。
雄は褐色のことが多い。
幼虫体長…終齢幼虫で約20o
体色…頭部は黒褐色、体は灰褐色で、
暗緑色の小紋が不規則にあります。
成虫は、触角が短い繊毛状で、前翅の外縁は後縁に対して著しく傾斜しています。幼虫の体は平たく、頭部と尾部はやや細くなっています。体には食草の地衣類を付着させていることが多いです。背面にある瘤には毒棘を持っています。
 成虫は年3回発生します。昼間は薄暗い林縁などで休止し、夜間活動し、燈火に飛来することが多いです。幼虫は食菌性で、各種の地衣類を食しますが、成虫は口吻が退化してしまっているため何も食べません。
 越冬は蛹の状態で行われ、樹皮下や岩の隙間、屋根瓦の隙間などに繭を作って蛹化します。

ヤネホソバの分布と発生場所

本州、四国、九州、沖縄に分布しています。地衣類が生えやすい石垣や墓石、樹の幹、現代では少なくなりましたが藁葺や茅葺の屋根などで発生します。

ヤネホソバの分布図

ヤネホソバの分布図

ヤネホソバの発生時期
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
:多い :少ない
 
:ない

ヤネホソバの被害

幼虫の体にある毒棘に触れると、痒みや痛みなどの皮膚炎を起こします。昔は藁葺や茅葺の屋根や軒の板屋根、板塀などに生えている地衣類に多数発生したものが、屋内に侵入したり、糸を引いて屋根から降りてきたりして、住人が触れて被害に遭うことが多くありました。近代家屋になってからは住処が減りましたが、ヒトが利用するウッドデッキや木造の橋、マンションのベランダに発生したなどの報告もあります。

ヤネホソバの駆除

家の外壁などにいるものを除去する際は、市販の樹木害虫(ガ類)用の殺虫剤で駆除が可能です。殺虫を行ったら、ビニール袋などに包み捨ててください。また、駆除だけでなく忌避性をもった薬剤もありますので、ガを寄せ付けたくない場所に散布しておくのもよいでしょう。ただし、薬剤の使用にあたっては説明書を十分に読み、注意して駆除にあたってください。大量に発生するなど危険と思われましたら、害虫駆除の専門業者に依頼ることをお勧めします。その他、予防としては、ベランダ、ウッドデッキなどヒトが利用する頻度が高い場所は、可能でしたら清掃によって地衣類を除去することがよいと思われます。
なお、毒棘に触れた場合、水で洗い流し、治療には抗ヒスタミン剤含有のステロイド軟膏を塗ってください。

ヤネホソバ以外の樹木害虫

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